一戸建てを貸す場合のメリット・デメリットとは?わかりやすく徹底解剖!
「一戸建てを貸したいけどメリットやリスクについて知りたい... 」
一戸建てを賃貸として他者に貸すと家賃として収入が増えるメリットがあります。しかし、その反面リスクも大きいので一戸建てを「売却」するのか、「賃貸」として貸し出すのかはそのときの状況によって変わってきます。
この記事では、一戸建てを貸す場合のメリットやリスクとポイントについて解説していきます。
目次
一戸建てを貸すと定期的な賃貸収入に!その相場とは?
一戸建て住宅を賃貸物件として貸し出すことにおける最大のメリットは、何といっても家賃収入を得ることができるという点です。
入居者さえ見つかれば、安定的かつ継続的に収入を得ることができます。
もちろん、地域によって差はありますが、一戸建ての賃貸経営で得られる家賃収入の平均は年間でおよそ156万円にもなり、月換算すると一ヶ月で約13万円の収入が得られるということになります。
住宅ローンが残っている場合は、家賃収入でそれをまかなうこともできますし、金利や固定資産税が経費として認められる点も良いところです。
また、賃貸として貸し出す場合、もし転勤などから帰ってくることがあったときは再び持ち家として住み始めることができるため、その点も賃貸として貸し出す際のメリットだといえます。まとめると
賃貸として貸し出すメリット
- 家賃収入を得ることができる
- 住宅ローンを家賃収入でまかなえる
- 固定資産税が経費として認められる
- 再び持ち家として住むことができる
このようなメリットが挙げられます。
将来的に住む可能性が少しでもある場合は、やはり賃貸として貸す方が都合は良いかもしれません。
転勤を多く繰り返す転勤族の人などにはおすすめの一戸建ての利用方法といえるでしょう。
一戸建てを賃貸すると生じるリスクとは…
一戸建てを賃貸する場合、家賃収入が得られるなどのメリットがある反面、それ相応のリスクもあるので注意が必要です。
一戸建てを賃貸する場合のリスク
家賃収入は入居者が見つかってこそ発生する収入です。すぐに入居者が見つかればいいですが、もしなかなか見つからなかったら、せっかく賃貸として貸し出していても、まったく家賃収入が得られないなんてこともあります。
また、もし入居者が見つかったとしても、その入居者が必ずしも善良であるとは限りません。
中には家賃の支払いを滞納する人もいますし、隣人トラブルを起こすような人もいるでしょう。
管理会社に任せっきりにしない
上記のような問題が起きる可能性もあるため入居者選びは管理会社に任せきりにせず、自分自身でもしっかりチェックしましょう。
賃貸で住宅を貸す場合は、こうした労力を費やす必要もあるということを覚えておきましょう。
また、建物の劣化によって家賃の設定額を下げざるをえないことなどもあり、それも貸すことのデメリットの一つでしょう。
建物が古くなれば修繕の必要も生じ、そのための費用を捻出する必要もあります。
一戸建てを賃貸すると、こうしたリスクやデメリットもあるため、よく自身の事情と照らし合わせて考えてみるようにしましょう。
転勤するなら売却or賃貸?一戸建てはどちらの方がお得?
一戸建てを売るか貸すかで悩んでいる場合、自分自身の現状を把握してみることから始めてみましょう。「売却」か「賃貸」かという問題は、人それぞれの状況によります。
自分の状況をまずは把握して、どちらの選択が合っているかを判断することが大切です。
住宅ローンが残っている場合は売却がオススメ
手持ちの物件の住宅ローンが残っているという場合、賃貸よりも「売却」が向いているといえます。
また、将来その家に住み直す予定がないなら「売却」をおすすめします。
売却に出してしまうと、将来その家に戻って再び住み始めるということもできなくなるので、自分の将来についてしっかりと考えてから判断しましょう。
住宅ローンが払えなくなり、家を売却した後も「リースバック」という方法を使えばその家に賃貸として住み続けることができます。
「リースバック」を行うためにはリースバックに強い不動産業者を見つけ、対応してもらう必要があります。
自宅の土地の価値の把握も重要
また、自宅が建っている土地の価値についても確認しておくことをおすすめします。
将来的に土地の価格の上昇が見込めないのであれば、賃貸として貸すよりも「売却」してしまった方がよいかもしれません。
加えて、資金に余裕があるかどうかも大切です。前述のとおり、建物は劣化します。
賃貸の場合、劣化を修繕するための費用がかかる場合があり、そうした費用を捻出するだけの余裕がないと心配です。
こうした状況をきちんと鑑みて、売却か賃貸かを決めるようにしましょう。
売るか貸すか迷った場合はまず査定を!
賃貸物件としてとりあえず貸してみて、うまくいかなかったら売りに出すという手もありますが、賃貸物件は収益物件扱いになるため、売却するときは家の価格が下がることもあります。
そのため、やはり賃貸なら賃貸、売却なら売却といったように、方向性をはっきりした方がよいでしょう。
ただ、家を売りに出すか、賃貸に出すかという決断は、なかなか早計にできることでもありません。将来的な費用のかかり具合なども大きく異なります。
もし、判断に迷ってどうしても決められないというなら、とにかく一度査定に出してみることがおすすめです。
賃貸に出したいという場合でも、毎月の家賃の設定や初期費用の問題など、やはりプロのアドバイスは欠かせませんし、査定がいくらなのかということは知っておきたい情報です。
査定額が高ければ売却に出すという選択肢も増えますから、迷ったらとりあえず査定に出してみることも一戸建て売却のコツです。
査定に出すときは、1社だけでなく、複数社から見積もりを取っておいた方が安心です。そのためにも、「一括査定サイト」をぜひ使ってみましょう。
一括査定サイトであれば、一度に複数社からの査定を確認できるので、手間がかかりません。
査定がはっきりわかれば、その後の判断も決めやすくなります。住まなくなった自分の家を有効に利用するためにも、ぜひ「一括査定サービス」を試してみてください。
短時間で行える便利な一括査定を活用し、まとめて複数の不動産会社から査定を取って、その中から不動産会社を選び、依頼をするという手順が、一戸建ての賢い売却方法だといえるでしょう。
まとめ
賃貸として貸し出すとさまざまなメリットがある反面リスクも多いです。
また、状況に応じて売却か賃貸かを判断するのには時間も勇気もいると思います。
やはりそういう場合は不動産会社に相談するのが適切でしょう。
どちらの方法を取るにせよ、一括査定をしておけば物件の相場を把握できるので、不動産会社との話もスムーズに進むでしょう。